今日まで

今日まで!!!!

泣いてどうなるの

まじすんません。
あの人は私を没個性と評する。私は私の家庭で一番世間一般に近いのであって、キチガイな我が家でアイデンティティを確立する為には没個性という名の個性が必要だった。
世間一般にいうオタルックがあの人にとってのマトモな服装だし、化粧をしないのが美人。
別に理解出来ない訳では無い。しかし、私の感覚から物を言えば、ダサイの一言に尽きる。
小学校中学校、私はあの人が望む個体だった。だから褒めて貰う機会もあった。勉強は出来て当然だったから通知表に5を並べたし、絵画だって賞を貰ってきた。どんなに理不尽なことで怒鳴られ殴られても、褒めて貰えたから頑張れた。でもそれは私の家庭の中では没個性。弟と一緒。私と同じ成績を弟は取るし、絵も水泳も音楽も、一緒。けれども弟は理不尽なことで怒鳴られも殴られもしない。
疲れる。結果として私は勉強も努力も止めた。好きなことだけをやった。褒められることは無くなった。私に対する風当たりはより一層強くなった。言葉の暴力なんて慣れっこになってたから、馬鹿みたいに泣いて馬鹿みたいに悲壮感出して自分可愛そうって思って満足して。
なんであんたは弟みたいじゃないのって言われても困るし。こんなの育ててないって、どこで間違ったんだろうって、私に責任を問われても回答を用意するのは困難を極める。
バースデーケーキを切り分けながら溜め息つかれたら、自分の誕生を祝う気にもなれない。ほんと、生きるってなに。